悪臭対策でも効果を発揮するEMの事例 大原漁港

2014.01.13 Monday

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イワシ大量死で悪臭対策 海底から除去EM菌消臭も 大原漁港



今月上旬、カタクチイワシの大群が流入したいすみ市の大原漁港の船着き場で16日、海底に堆積した大量の死骸をしゅんせつする緊急作業が始まった。悪臭の原因となっているためだ。県がポンプで死骸をくみ上げる一方、市は海底と同じく臭いの発生源となっている埋設場所にEM菌(有用微生物群)を投入して消臭に当たっている。

市農林水産課によると、死骸は今月4、5、6日に計250トンが回収された。船引き場に打ち上げられたり船着き場の海面に浮かんだものを漁師がたも網ですくい上げるなどした。

その後、潜水士の調べで深さ約5メートルの海底の広範囲に10〜30センチの厚さで死骸が堆積していることが判明。

これを受け、県は「特定漁港維持しゅんせつ事業」を実施。砂を吸い上げるサンドポンプを備えたクレーンと300トンの容量がある「土運船」を調達し、幅100メートル、奥行き80メートルにわたり臭いの元を根こそぎ取り除くことにした。事業費は約1千万円。

作業はしゅんせつに1週間、水抜き後の埋設も含めれば1カ月ほどかかる。県南部漁港事務所大原支所は「海水浴シーズンまでには終わらせたい」と早期解決を目指す。