ブータンの学校教育におけるEM活用

2014.04.02 Wednesday

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    http://www.ecopure.info/rensai/teruohiga/yumeniikiru77.html
    第77回新夢に生きるから引用 全文は上記のURLから



    ブータンの学校教育におけるEM活用

    ブータンにEMが導入されたのは1990年、EUをはじめ海外から派遣されてきた専門家(日本を含む)は、EMの活用には反対の立場にありましたが、現地試験の結果は予想を上回る成果となったため、ブータン政府はEMを積極的に支援するようになりました。人口70万内外、平地は極めて少なく、山また山の国で交通のアクセスも限られています。改めて述べるまでもなくブータンの国是は幸福度を指標にした国造りです。

    ブータンは国全体が世界自然遺産となっているため、化学肥料や農薬をやめて有機農業への転換を進めています。EMも生ごみリサイクルや家畜の糞尿の有機肥料化に広く活用されるようになってきましたが、この広がりは学校の自給農園システムが大きな力となっています。

    ブータンの高校の大半は全寮制となっています。厳しい山岳地帯で交通の便が限られているからです。そのため、各学校には寮生活のための自給農園があり、その農園でEMの活用が積極的に行われています。卒業して農山村部に戻る生徒も多いため、APNAN(アジア・太平洋自然農業ネットワーク)が積極的に支援することになりました。

    (APNANとは、1989年、タイ国のコンケン大学で行われた自然農法とEM技術の国際会議を記念して発足した組織。サラブリ県にある自然農法アジア人材育成センターのモデル農場で数々の国際研修会や国際会議を行い、ブルネイ、中央アジアを除くすべての国々で自然農法とEM技術の普及を行っており、設立当初から私が委員長の任に当たっている。)

    まず2002年にスタートした世界食糧デー(WFD)を記念して、これまでEMを活用した各高校の自給農園のコンテストを行い、ヒガトロフィー(Dr.Teruo Higa賞)と賞金で表彰することになり、20校が参加しました。その結果、30あまりのすべての高校にEMは広がり、ブータンの自然農法の大きな力となっています

    この運動は小中高を含む学校農業プログラムの行事と同時に行われるようになり、その後FAO(国際連合食糧農業機関)も協力するようになり、EMは小中学校にも着実に広がり始めています。