EM(微生物)の力で環境を守る

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館山湾、宇田川を蘇らせた地元ボランティア 継続的なEM放流とその成果
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    認定NPO法人「安房の海を守り育む会」HPより抜粋
    http://npo-awanoumi.org/main/?page_id=13
     

    継続の苦難とご褒美
     宇田川でのEM放流開始から約13年。当会は毎週日曜日、一度も休むことなく活動を継続しているが、これは数多くの団体・企業・個人からのありがたい資金のご支援と会員の献身的な頑張りに支えられたものだ。
    毎週のEM活性液(2009年秋までは、2トン)の仕込みおよびその放流には大変な労力がかかる。これを行っている中心は60〜70歳代の会員なのである。しかも晴れの日ばかりではない。雪の日、雨の日。極寒・猛暑。ケガや病気を押しての参加もある。思い出すと言葉にならない。ほんとうに感謝しかない。
     しかし、そのお陰で、望外のご褒美を得ることができた。宇田川のヘドロは推計800立方メートル以上も滅少した。30年間ヌルヌルしていた那古船形の海はサラサラの昔日を戻し、多くの生物が再生した

    naminokogai01ナミノ=ガイ(千葉県の絶滅危惧種)目‥2004年夏、30年ぶりに復活
    バカガイ=2004年夏、20年ぶりに大量発生。那古海岸は潮干狩りで賑わった
    ▽サルボウガイ
    =2006年、40年ぶりに発見
    サケの遡上=2007年11一月、宇田川で歴史上初めて確認。
    ▽さらに2005年頃から、汚れた海には生息しない「アマモ」が数多く海岸に寄せられるようになった。
    アマモは小さな魚の産卵場所であり、すみかでもあるため、漁獲高にも良い影響を与えている。
    amamo02
    ステージアップ
     ここまでは、残念ながら、館山湾のごく一部、那古船形だけの話である。館山の海全体を浄化、再生するには、活動を市内全域に広げなければならない。

     行政が直接放流することは、館山市の財政から難しい。残る手だては、市民の力の結集である。市民の力で、今と未来の子どもたちが美しい館山の海から恩恵を受け取れるようにしてあげたい。なにより、私たちの時代に、貴重な宝を汚してしまった。なんとか50年前のきれいな海に戻して引き渡したい。館山の海を本気で日本一にするために『館山「川と海」再生プロジェクト』の準備を始めた。

     こうして『館山「川と海」再生プロジェクト』の立ち上げから丸3年の2011年8月、市民の皆さんからいただいた寄付金600万円で第3活動拠点(第3倉庫)を設立した。3トンのEM活性液を一度に培養できる機械を購入し、館山湾の中央に流れ込む汐入川への放流を開始した。現在、年間約300万円の活動費を使い、毎週日曜日の放流量は5トンに達している。
    tank3ton
     今年6月には那古海岸で大きなハマグリとアサリが捕れたと数人から報告があった。これは約35年ぶりの復活である。
    さらに、11月の当会が行った水中カメラマンによる館山湾のアマモ調査では、大桟橋(多目的観光桟橋)の南側入江には、アマモが群生していた。この場所は、当会が排水路を通じて約3年前から毎週EMを放流している。館山湾は一歩一歩、昔のようにきれいで豊かな海を取り戻してきた。


     

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